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森川すいめい_人生はなにかあるもんだ

2018/06/03(日)更新  カテゴリー:おすすめ本

その島のひとたちは、ひとの話をきかない(青土社)
精神科医、「自殺希少地域」を行く

森川すいめい



「人生はなにかあるもんだ」で生まれた組織の話が印象に残りました。

チームやグループが作られるとき二つのタイプがあります。

①問題があることを前提に問題があったときに動く組織
②問題が起こらないように見守るための組織

②は監視や管理が強く、ルールも多い反面、何か問題が起こることに慣れていないため、問題解決能力は弱いです。
常に変化する社会の中では、綿密に作られたルールはあっという間に陳腐化し、ルールそのものが組織の機動性を奪っていきます。

一方、①は何かあることが当然と考えてそれを解決しようとしているため、変化に対応しやすいようルールが最小限で、柔軟かつ機動性があります。

何かをすることは、何かが起きることで、予防できてもそれを完全に防止することはできません。

問題が起こったときに、それを誰かのせいと考えると、責任の擦り付け合いになってしまい、その結果、ひとの挑戦する意欲を奪ってしまいます。

問題が起こらないように監視するのではなく、問題が起こるもんだと思って起こった問題を一緒に考えて解決するための組織があるという考え方は非常に共感できました。


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