鍼灸臨床における医療面接

2015年10月25日(日)更新  カテゴリー:治療について

鍼灸臨床における医療面接(医道の日本社)
丹澤章八 著



鍼灸臨床における医療面接とはなにか、現代医学と鍼灸医療では何が違うのか、医療面接をどのように進めていくのかが具体的に解説された書籍。

医療面接の役割は、患者-医療者間のコミュニケーション、信頼関係のもとをつくる医療行為そのものです。

問診と医療面接は何が違うのか。

問診は医療者が患者を主に医学的関心の対象、つまり臓器や器官を持った人としてみる。

一方、医療面接は患者の身体面だけを対象とするのではなく、苦しみを抱えながら生活している人の心理的、社会的な面も含んだ全人的に患者をみて行う。

鍼灸臨床を行う場合、患者との信頼関係が治療効果に直結するため、問診では不足しており、医療面接まで踏み込むことの重要性について共感できました。

また、医療面接の技法である、傾聴、促し、繰り返し、支持と共感、要約と確認、明確化などが丁寧に説明されていました。

本書に記載されていた「医療者は医療面接を通して患者を観察しているが、同時に医療者も患者に観察されている」ということは忘れがちなので、改めて肝に銘じたいです。


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【本記事の作成者:佐藤こうき】
はり・きゅう・マッサージの治療院に2年3ヶ月勤務後、都内の整形外科内科の病院へ勤務し、鍼灸マッサージによる治療を行う。
病院に勤務しながら、東京都北区・豊島区・板橋区・都電荒川線沿線を中心に出張治療を行っている。

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